“一升瓶ワイン”からプレミアムワインまで
「産地の風土を生かしたワイン造り」に定評
2021年に創業100周年という大きな節目を迎えた麻屋葡萄酒株式会社（以下、あさや葡萄酒）。「産地の風土を生かしたワイン造り」を信条に、日常のテーブルワインとして親しまれている“一升瓶ワイン”から受賞歴のあるプレミアムワインまで、ワイナリーを構える勝沼にしかない銘柄の数々を生み出し続けてきました。
その長い歴史は、ワイン造りのさまざまな面に反映されています。
まず特徴的な点として挙げられるのが、機械に頼り過ぎないという姿勢。ワイナリー内には丁寧に手入れされ、長年にわたって大切に扱われたきた機械が並ぶ一方、それらの稼働時間や圧のかけ方は人の手で調整するのだそう。長年使い込んできたからこそ分かる調整具合があるのだといいます。
そして、ブドウ栽培にも老舗ワイナリーとしての高い経験値がうかがえます。自社畑で日本原産の赤白と欧州原産の赤白のブドウを栽培するあさや葡萄酒は、日本の風土に合わないと言われている品種にも積極的に挑戦。常識にとらわれず「とにかくやってみる」というチャレンジ精神を大切にしています。これも新たなノウハウを日々蓄積させてきたあさや葡萄酒だからこそなせる業と言えるでしょう。
積み重ねてきた技術を守りながらも、新しい風を取り込む――。伝統と革新を繰り返す姿勢は、まさにあさや葡萄酒の真骨頂です。
約6万本のワインが眠る地下セラーは壮観
あさや葡萄酒に立ち寄った際はぜひとも参加したい見学ツアー
また、ワイナリーの見学ツアーもあさや葡萄酒を語る上で欠かせない要素の1つ。特に約6万本のワインが眠る地下セラーは壮観で、秘密基地のようだと参加者からの人気を博しているといいます。
さらに、ツアーのスタートとゴールになるショップではワインサーバーから常時6種類の銘柄を試飲でき、月替わりでおすすめのワインが並びます。ショップ奥の窓からはビン詰めのラインを見学することもでき、ショップに立ち寄るだけでもあさや葡萄酒の雰囲気を存分に楽しむことができるでしょう。
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